ともだちへの手紙2013/02/12

朝通勤。鞄の中には白黒パンダカラーのPentaxデジタルカメラ。休みの間に中古ショップで買ったモグワイのCD。出かけに手に取った「漱石・子規往復書簡集」。明治33年2月12日子規よりの手紙。熊本にいる漱石から届いた金柑へのお礼に始まって、「人に見せては困ル、二度読マレテハ困ル」とユーモアまじりに病気暮らしのつらさ(熱、咳、包帯替え…)、かかえた仕事のなかなかはかどらぬこと。「タダ夜ヒトリ寝テヰルトキニ」涙を流すことがあると気を許した友に告白する。眼の前に姿が浮かぶような正直な手紙。
会社手前の床屋に咲くばら。