道でひろったもの

（郵便局に用事の帰り、ふと１ブロック回り道していつも通る道にちがう角度から突き当たって発見した…）

高校生のときに学校近くの図書館で出会った赤瀬川さんの本、赤瀬川さんからは、「路上観察」…見つける喜びを教わった。いままでだれも気づかなかったモノを見つけるヨロコビ…

仕事で初めて同席したとき（自分はシタッパなので隅っこにいたのだけれど）、思っていた通りのかたで、本当にうれしかったな…
後年ご自宅の茶室で、（低いアングルがとれなくて）こまっていた私に小さな三脚を貸してくださったこともあったな…

（毎日通っていても全然気づかなかったモノを見つけて個人的にうれしかったのでいろいろおもいだした。）

赤瀬川さん、荒木さん、桑原甲子雄さん…　高校時代であったあの人たちの本のおかげで、ぼくはいつでもかばんにカメラを入れて歩くようになった。そうするとどこへ行くのでも、たとえ近所のスーパーであっても、その道のりはただの「移動」なんかではなく、なにか未知のものに出会えるかもしれない、わくわくしたもの、（小さな旅？）になるのだった。